そもそも成年後見制度って?

そもそも成年後見制度とは、どのような制度なのでしょうか。成年後見制度は、病気などの理由によって判断能力を失ってしまった人が、後見人を設定して権限を与えることによって、判断を後見人に任せるという制度です。近年では高齢化も進んでおり、認知症に罹っている高齢者を中心に、アルツハイマーを患っている方や、若くても自分で正常な判断ができない障がい者なども対象にしている制度となります。

本人は後見人に全ての判断を任せきりにしてしまうのではなく、判断能力に応じて権限を付与することになります。例えば認知症の初期段階ならば、まだ判断能力が皆無というわけではなく、自身の判断を下せる部分もありますが、重度の認知症になると判断能力もほとんど残されておらず、必要な判断を他の人に任せる必要があります。本人の判断能力に応じて、「後見人」「保佐人」「補助人」が決められることになり、それぞれで権限が異なり、また、成年後見制度でできることとできないことが異なりますので注意が必要です。後見人、保佐人、補助人に与えられている権限と可能な法律行為は、民法13条1項によって規定されており、契約の締結や取り消し、賃貸契約や融資契約を結ぶことも可能なケースもあります。

そもそも成年後見制度って?