利用の流れと必要な手続き

成年後見制度を利用するためには、家庭裁判所に利用の申し立てを行う必要があります。前記の通り、後見人には多くの権限が付与されることになりますので、慎重に選定する必要があり、適正な人物かどうかを判断された上で利用の可否が決まります。制度利用までの流れとしては、まずは必要書類の用意、次にお住まいの地域にある家庭裁判所への申し立て、受理されたあとは家庭裁判所による審判が行われ、これに通ると制度を実際に利用できるようになります。
必要な書類としては、申立書と申立人の戸籍謄本、本人の戸籍謄本、戸籍の附票、登記事項証明書、診断書、成年後見人候補者の戸籍謄本と住民票、身分証明書、登記事項証明書となります。必要書類は非常に多く、どれが何なのかごちゃ混ぜになって分かりづらいものですので、不安な方は成年後見について弁護士に相談してみることをおすすめします。

費用としては印紙代や登記費用のほか、診断書をもらうための検査費用がかかりますので注意が必要です。印紙代や登記費用についてはそれほど高くはありませんが、検査費用については5万円から10万円程度必要になることがありますので覚えておくと良いでしょう。本人が持っている大切な財産を守るためにも、ぜひ成年後見制度の利用を検討してみてください。

利用の流れと必要な手続き